2019年5月6日月曜日

長崎新幹線

佐賀県知事が長崎新幹線のフル規格での整備に反対していると聞き、真っ当に感じた。博多・長崎間を30分短縮するのにどれだけのお金をかけるのかと考えれば当然のことだろう。ましてや佐賀県はスルーされるだけで負担に見合う経済的恩恵を受けられるとは思えない。佐賀の銀行の幹部から佐賀駅ではなく佐賀空港に新幹線を通す案まであると聞いたが、そんなことをしたら佐賀空港に到着した観光客を福岡と長崎に持って行かれるだけだろう。それにしても開通した先々で「ストロー現象」と呼ばれる人口流出を引き起こしているのに、なぜ未だに新幹線を欲するのかがわからない。長崎県庁に勤める知人も費用対効果を疑問視していたくらいなので、実は長崎県内にも反対の人は多いのではないかと想像する。どうせお金をかけるのであれば、もっと市内に近いところか佐世保との中間あたりに空港をつくって近隣国からのLCCの乗り入れを促進すればいいのに、と思う。