2013年1月27日日曜日

テレビ取材

出張からの帰路、岡山空港のチェックインカウンター前にテレビ局のカメラクルーがいた。目を合わせないようにチェックイン機に進んだが、ほかに人がいなかったからか手続きを済ませたところでつかまってしまった。インタビューの内容はボーイング787型機のトラブルによる欠航で、どう思うか、困らないか、怖くないかなどと矢継ぎ早に聞かれた。一昨年の震災の後に事務所に取材に来たアメリカのテレビ局のニュースキャスターも怖くなかったかとしきりに聞いてきたことを思い出した。どうやら私から「死ぬほど怖かった」というくらいのコメントを引き出さないとニュースで出そうとしているトーンに合わなかったようだ。今回もインタビューが長引いてなかなか解放しれもらえなかったのは私が期待したコメントをしなかったからかもしれないが、欠航した787に乗るわけではないので怖くはないし、予約を入れた便が欠航になったわけではないので困りもしない。それより重大事故が起きたわけでもないのにことさら騒ぎ立てるのは、事件や事故を必要以上にネガティブに報じるマスコミの傾向を象徴しているようで、もっと世の中の雰囲気を明るくするニュースに力を入れてもらいたいものだと思った。

2013年1月20日日曜日

オリーブの果汁

先日、翌日の夕食の下ごしらえのために包丁で野菜を切っていたところ、誤って薬指をざっくりやってしまった。ぱっくり開いた傷口から鮮血があふれ出たが、以前医者から教わった通り、傷口を強く抑えて出血が収まるのを待った。それからふと家に消毒液もバンドエイドも置いていないことを思い出した。夜遅いので近くの店も開いていない。どうしたものかと思案したところ、オリーブオイル(といってもうちで使っているのは精製していないオリーブの果汁そのもの)に消毒効果があると聞いたことを思い出し、傷口に垂らしてそのまま寝た。すると翌朝には傷口が小さくなっていて、2、3日でほとんど目立たなくなった。オリーブの果汁の咳止め効果や肌の保湿効果は実際に試して認識していたが、外傷を治すのにも有効というのは新発見。天然のものだし治りも早かったので、消毒液を使うよりもむしろよかったかもしれない。オリーブの果汁には歯茎を丈夫にする効果があり、流水で歯を磨く習慣のないエジプトのベドウィン(砂漠の民)は毎日15分以上オリーブの果汁を口に含んでマウスウォッシュをすることで入れ歯にならないと聞き、最近はこれも試している。しかし15分以上口をゆすぐのは結構大変で、テレビを見ながらでもないとなかなかできない(パソコンをやりながらだと咳き込みでもしたらディザスタラス)。

2013年1月12日土曜日

JAL

JALが黒字化して再上場を果たし、何だかもてはやされているようだが、機体の整備の不行き届きは相変わらずのようだ。東京に急いで戻るために乗った大阪からのフライトがゲートを離れて滑走路に向かう途中で急に止まり、しばらくして機長が「無線機器が故障したので修理している。修理には15分ほどかかる。」とアナウンスした。それからまたしばらくたって再び機長が「ゲートに戻って修理する。」とアナウンス。今回はどれくらい時間がかかるかいわない。そもそもなぜ安全な飛行に必要な機材の動作も確認せずに客を乗せ、ゲートを離れたのか。さらになぜ、すぐにゲートに戻らずいい加減な時間の見積もりをするのか。実は同じことが昨年、小松空港から東京に乗る便でも起きた。最終便で、電車よりも早く東京に戻るために乗ったのに、結局家に着いたのは深夜だった。このときも客を乗せてゲートを離れてから不具合が起きたと言い出した。経営破たん前にはロスの空港で滑走路を走り始めた後に激しい揺れが起き、離陸を途中でやめたこともあった。このときなど長い間客を乗せたまま動かず、ゲートに戻ったときにはほかの航空会社の成田便がすべて出発してしまった後だった。こうしたことがあっても懲りずに乗った私も悪いのだが、財務体質だけでなく経営体質も改善してもらいたいものだと思う。

2013年1月5日土曜日

新型ゲーム機

「年末に新しいゲーム機を出しますから。」昨秋訪問した大手ゲームメーカーの人にいわれていやな予感がした。そして年末、親戚にそのゲーム機を買ってもらった甥っ子から新しいソフトをねだられて予感は的中した。私自身がゲーム機を作っている会社に勤めていたときにある社員が「情操教育に悪いので自分の子どもにはやらせない。」というのを聞き、「自分で売っておきながら…。」と思ったが、自分が親だったら実に悩ましい。情操教育以前にやり始めたらやめられない常習性が気になるが、かといって他の子たちが持っているのに自分の子に持たせないというのはかわいそうな気もする。といいながら親の承諾もなく、甥っ子にソフトを買ってあげる約束をしてしまったことを思い出した。