2020年8月28日金曜日

逃げ足

輪転機回し続けて買い支えてきた株価も砂上の楼閣、コロナ対策における度重なる失策による経済的ダメージが顕在化する前、在任記録を達成した直後に辞任する逃げ足の速さ。一事が万事、ずる賢い人物だが、それを見抜けない国民が多いのもまた事実。辞任の会見で特定のメディアに圧力をかけてきた姿勢を問われると明らかに事実に反する反論をする厚顔無恥さ、コロナ禍で公約に反して我が国がIT後進国になり下がったことを露呈したことを指摘した女性ジャーナリストにはさすがに反論できず、政権の私物化を指摘した女性記者の質問はまともに答えようとしない。最後まで後味の悪い人物だったが、彼の長期政権のツケを国民を払うのは彼の在任期間よりもはるかに長い期間にわたることだろう。

2020年8月22日土曜日

往来再開

東南アジアの国々と次々に往来再開に合意し始めている日本政府。アジア人にとっては大して危険な病気でないことを認識してのことだろうが、肝心の自国民には何もいわない。もっとも犠牲者が少ない国が非常事態宣言などやって遥かに深刻な国よりも大きな経済的ダメージを被ったことを説明できないからだろうか。11年前の豚インフルエンザ騒動のときのように身近に感染者が増えるといずれ国民も気づくだろう。しかしここまで騒ぎを大きくしてしまったのだから、あのときのように何事もなかったかのように国民が忘れるのを待つことはできないだろう。

2020年8月15日土曜日

終戦記念日に思う

国民が一丸となって戦えば「鬼畜」米英に勝てると信じ込まされていた当時の日本人と同じナイーブさでコロナと戦っている気分になっている今の日本人。気がつけばもっとも傷が浅い日本が非常事態などと過剰反応したせいで、状況が深刻な国よりも大きな経済的ダメージを負っている有様。そして政府は失策と取り繕うために引き続き輪転機を回して株を買い支えるいびつさ。そのつけを払うのが国民であることはいうまでもない。今の政権は安定運用が基本の国民の年金まで株の買い支えに使っている無節操さだが、いずれ限界が来て株価が暴落し、国民の年金が吹っ飛んだときには安倍も黒田もいない。

戦時中も私の祖父など日本がアメリカと戦って勝てるわけないと冷静に見ていた人たちがいたが、今も大本営発表(テレビの情報)に流されて感染状況すら把握せずに大騒ぎし、政府が検査数を調整することで世論を誘導しているという公表データからも明らかな事実(最近は民間企業が検査を始めたのでコントロールが効かなくなり、隠れ感染者があぶり出されている)にも気づかない日本国民に危うさを感じている人が私のまわりにも少なからずいる。しかしそうしたことを口にしても洗脳された多くの国民は聞く耳をもたない。そんな日本国民がまた時の為政者に扇動(洗脳)されておかしな方向に行ってしまわない保証などどこにもなく、あれほど大きな犠牲を払った第二次大戦の教訓すら得ていないのではないかと思う。

2020年8月9日日曜日

欺瞞

このグラフは検査数を調整することで世論を誘導していたことをよく表している。非常事態宣言を解除する前の数日間は宣言前の半分以下の検査数に抑え、その後も非常事態宣言が効果があったように見せるためにか一向に検査数を増やさなかったことがわかる。ここのところ検査数が増えて隠れ感染者があぶり出されているのは政府のコントロールがきかない民間会社がどんどんやり始めているから。コロナが殺人ウイルスなら他国が入国規制を始めた後も百万人単位の人を無検査で入国させた責任は重大。コロナが殺人ウイルスでないのであれば早期に感染実態を明らかにし、国民を安心させる代わりに非常事態宣言などして多くの国民を困窮させた責任は重い。

2020年8月2日日曜日

学習

3月までに拡散していたウィルスの保有者が検査数の増加であぶり出されているだけと思われる状況に過剰とも思われる反応を示す知事の一部が非常事態宣言などと言い出していることに驚く。都道府県単位の非常事態宣言は地元の企業を倒産させるだけで感染抑止に何の効果もないことは北海道の若手知事が身をもって示したのに、なぜ同じ過ちを繰り返すのか。(道知事の「やらかした」感は東京まで行って首相と意味のない面会をしてお茶を濁したことにも現れている。)分母(実際の感染者と検査数)も明らかにせずに、コロナ禍を政治利用する老獪な都知事は論外として、知事にはもう少し欺瞞を見抜ける人になってもらいたい。おバカな島国が中央も地方も大騒ぎしている間に感染源といわれる隣国は早々に経済を立て直し、今年もプラス成長を見込んでいるというから我が国の転落のスピードは加速するばかりだろう。