2020年6月29日月曜日

支離滅裂

「抗体検査の結果、抗体をもっている人の割合がまだ低いことがわかり第二波が心配」っていったいどの口がいっているのか。いうなら「抗体検査の結果、発表されている感染者数は氷山の一角でしかないことがわかった一方、それでも抗体をもっている人の割合はまだ低いので第二波に注意が必要」だろう。しかし抗体をもつ人の割合が低いことが第二波のリスクを高めるというなら、なぜ天然痘かエボラ出血熱が流行ったかのごとく大騒ぎをし、経済活動を停止させるようなことまでしたのか。人一倍きれい好きで手洗いやマスク着用を励行している日本人であれば、経済活動を止めずにふつうに生活していても感染の拡大は緩やかにしか進まず、少しずつ抗体の保有者が増えれば第二波のリスクも下がっていたということではないのか。何だかいっていることとやっていることが支離滅裂に感じるのは私だけだろうか。

2020年6月24日水曜日

類友

アメリカの国家安全保障問題担当大統領補佐官などを歴任したジョン・ボルトン氏の著作は実際にその場にいて嘘を書くリスクを冒す理由もないことからインパクトが半端ないものと想像する。アメリカの現大統領が私利私欲で動く人間であることは想像の範囲内だが、国内外に及んでいる負の影響は日本人にとっても対岸の火事では済まされないだろう。特に日本の隣国の独裁者に正当性を与えてしまったというボルトン氏の指摘はもっともで、そんな大統領と唯一の仲良しと名指しされた日本の首相のことを日本人はもっと恥じるべきだろう。

2020年6月13日土曜日

浜通り

東北の人は中身で人を評価するので今の首相は不人気と思っていたので、彼に魂を売り、国会で恥知らずな答弁を繰り返した上、部下に公文書を改ざんさせて自殺に追い込んだ財務省の前理財局長も、首相の嘘を隠すために前言と矛盾する答弁を繰り返して無能呼ばわりされるはめになった現法務大臣も福島県出身と聞いて意外だった。ところが二人とも東北人気質からもっとも遠いといわれる太平洋側の浜通り出身と聞いて妙に納得してしまった。彼の森鷗外先生が自らを石見人といわれていたそうだが、同じ島根でも出雲人とは気質が異なることが想像される。また、山形の人が同じ県である庄内地方の人は気質が違うといったり、沖縄本島の人が石垣島の人は計算高いといったりするのを聞き、県ではくくれない違いがあると感じると同時に、人間の性質がその土地の環境によって影響されることも想像させる。浜通りは漁師文化で見栄っ張りというので、やはり東北人のイメージとは異なる。

2020年6月7日日曜日

愚民

コロナ問題の専門家会議の議事録隠しに続き、持続化給付金の不可解な入札プロセスでまた公文書を黒塗り。現政権に代わってから国民の知る権利はあからさまに侵害され、民主主義は後退する一方だが、ばかで忘れっぽいと侮られている国民の側にも問題があるだろう。違法な賭博をするような検事長の定年を延長して検事総長に据えようとしたり、国民の税金を使って賄賂を配るような人間を法務大臣に任命するのも驚きだが、そうした輩が懲戒にならなかったり、辞職もせずに国会議員であり続け、逮捕もされないことにはさらに驚く。コロナ騒動で加速した経済力の低下と相まってこの国はどこまで落ちぶれるのだろうかと思う。経済政策はお札を無節操に刷りまくって国民の大事な年金と一緒に株式市場に投じて実態とかけ離れた好景気を演出しただけ。北方領土問題、拉致問題など解決を約束した外交問題も後退するばかり。これでよく3年しか政権の座になかった民主党を批判できたものだ。米大統領の機嫌をとるために国民の税金を使って兵器を爆買いしたと思ったら、当の大統領からG7に韓国などを加えてG10にすべきと冷たく突き放される始末。その家に生まれてこなければ国会議員になた器でなく、役人のメモがなければ国会で答弁もできないような人が当選を繰り返し、首相や副首相になるような国が、行政の長として実績をあげた人や、激しい競争を勝ち抜いてリーダーになった人が率いる国と伍して競争していかれるのか。答えは明確だろう。