2014年5月30日金曜日

ホテル予約

出張のホテル予約は国内外を問わずネットで済ませるようになって久しい。しかし最近になって気づいたことがある。それは同じ予約サイトでもほかの国のものを使った方がいい条件で泊まれることも、その逆もあるということだ。最近ホテルの稼働率が高い大阪の梅田周辺では料金が上がっているだけでなく、間際では予約が取りづらくなっている。日本のサイトで空きがないので、ダメモトで海外のホテル予約サイトを見たところ、何と日本のサイトではすべて完売となっていたホテルにまだ空きがあり、しかも料金が安かった。ホテルの側で国ごとあるいはサイトごとに割り当てを行っているのだろうか。今週はシンガポールに出張していたが、滞在が延長になり、現地のサイトからもう一泊予約しようとしたら満室になっていた。ところがその会社の日本のサイトにアクセスするとまだ空きがあり、さらに値段も安かった。日本人観光客は海外で歓迎されるというが、そのあたりが表れているのだろうか。確かにホテルの口コミ欄を見ると極端に低い評価をつけてボロクソにけなしているのは日本人以外が多く、一方日本人は不満があっても一番下の評価はあまりしない。同じ会社が運営しているサイトでも国によって空き状況や値段が違うというのは思いもよらなかったことで、今後も困ったときは他の国のサイトもクロスチェックすることにした。

2014年5月23日金曜日

新国立競技場

日本建築家協会が新国立競技場の建設に反対しているという。私も完成予想図を見て、「なんじゃこりゃ?」と思ったので、周りの景観とまったくマッチしないと感じていたのは私だけではなかったことに安心した。周囲に何もなければ斬新でいいかもしれないが、今の国立競技場のある場所にあのようなデザインの建物を建てるセンスが理解できない。それにしてもなぜ本邦はオリンピックがらみのことになるとこうしたセンスを欠いたことばかりが起きてしまうのだろうか。その最たる例が選手たちが着るユニフォームだ。日本を代表するとされるデザイナーを起用しているはずなのだが、素人目にも「何で??」というようなデザインや色遣いばかりだ。2020年はホスト国なので、もう少し何とかしてほしいものだが、あのような競技場のデザインを採用しているようでは期待薄かもしれない…。

2014年5月18日日曜日

イギリスのタクシー

無駄に広いばかりで乗り心地のよくないイギリスのタクシー。ベンツがふつうにタクシーとして走っているドイツとはえらい違いだが、今週出張先のロンドンで乗ったうちの一台はドアが自動で開閉し、乗客が座る後部座席にはセルフサービスでクレジットカード決済ができる端末までついていた。座席の乗り心地の悪さや車内の無駄な広さは相変わらずだったが、そもそもタクシーのドアが自動で開くなどというのは日本人以外は喜ばないと思っていたので、ちょっと意外だった。目的地に到着してセルフでクレジットカード決済をしようとしたら機械が故障していて、運転手の手動でも決済ができなかったあたりは大らかな?イギリスらしい…。

2014年5月10日土曜日

海鮮丼

久しぶりの山口出張で宇部空港を利用。早めに着き、小腹がすいていたので店の前のバナースタンドに「海鮮丼税込み1,500円」と切れのいい数字を謳う和食屋に入る。フライトの時間が迫ったので会計に行くと、何と1,640円請求された。自分の記憶違いかと思い、そのまま支払いを済ませて店を出ると、やはりバナーには「税込み1500円」と書かれている。ところが入口の脇にさりげなく置いてあるメニューには税別となっていた。消費税が5%だったときも、ルールに反して価格を税別表記しているレストランはせこさが表れていて印象が悪かったが、それでもメニューの下に小さく税別である旨を書いてあったりした。それに対してこの店は税抜の価格を税込みと書いてバナースタントで客の目を引くように出しているのだから詐欺行為だ。空港のレストランはフライトまでの時間つぶしに使うので、こうしたことが起きても文句をいってもめている時間はない。それを見越してのことなのかはわからないが、こんなことをする業者を日本の空港で見たのは初めてで、いやな気持ちで山口を後にすることとなった。

2014年5月4日日曜日

発電コスト

特需工事をめぐる脱税が話題の浜岡原発の防潮堤工事。関連工事も含めておよそ3千億円かかるという。原発がいちばん安い電力源だというが、事故を防ぐための防潮堤などの建設費用や、福島のように事故が起きたときの対応費用、使用済み核燃料の処理費用などを考慮に入れないランニングコストを比較しているのだとしたらまったくのナンセンス。資源が乏しい国だから原発が必要という議論を聞くが、地震や津波といった天災が多い国ほど安全な操業を確保するのが難しく、コストもかさむ。先進国といわれる国の多くが新たな電力源にシフトする中、20世紀の技術を「トップセールス」で海外に売り込もうとする姿は時代遅れ感が否めず、効果もわからない防潮堤に3千億円もかけるくらいなら、危険な原発は廃炉にできるように新たなエネルギー源の開発に使ってはどうかと思う。