2018年7月28日土曜日

おやじギャグ?

高校の同級生が「今さらジロー」というギャグをいって相手にきょとんとされたという話をSNSに投稿していた。それに呼応して彼の友人と思しき人が「ベッケン(別件)バウアーというのも流行っていた」とコメントし、何人かが賛同していたが、彼らと同年代であるはずの私はいずれも一度も聞いたことがない。考えてみれば同級生が身を置いたのが金融業界だったのに対し、私は(初めは)メーカー。テレビなどの媒体を通じて流行る言葉でない限り広がりはなく、特定の業界でのみ流行る言葉があるものと推察される。もっといえば同じ職種の間でのみで使われる言葉もあるようで、メーカー時代に海外営業を担当している人から外国人のお客さんと食事をすることを『横飯』というと聞いた。食事中に横文字(つまり英語)を話すからとのこと。考えてみれば私のような本社部門の人間は海外出張をしたとき以外に外国人と食事をする機会は限られていた。こうしたローカル言葉もあまり耳になじみ過ぎるとそれと気づかずに使ってしまうようだ。

2018年7月21日土曜日

週一断食

週一回断食をして8キロ減ったという高校の同級生。何かの本を読んで始めたらしいが、インドのデリーで訪れた伝統医学(アーユルベーダ)の療養所で同じことをいわれたのを思い出した。この療養所ではハーブ湯の蒸気を吸い込むことで、なかなか治らなかった風邪とのどの痛みがうそのように消え、両足先からマッサージを受けて別人のように体が軽くなった。このときに食事の間は必ず4時間空けるようにいわれ、それは今でも意識しているが、週一の断食はいまだに実行できていない。同級生は初めはつらいけど、慣れると平気になるというので今度こそ挑戦したい。(といいつつ、今日は夜まで我慢した末に夕食を食べてしまった…。)

2018年7月15日日曜日

親子丼

親子丼発祥の店としてテレビで紹介されていた人形町の有名店。銀座で「遊び方が品がない」と評判の店主が、さも店で一生懸命働いているかのように調理服を着て取材に応じていたのがおかしかった。親子丼一杯3300円。どんなにいい材料を使っても所詮鶏肉と卵。一食分の食材の原価は1000円以下だろう。一杯あたりの粗利は2000円超。夜はコースで10%のサービス料まで取るというからやりたい放題。200席が何回転かすれば粗利から人件費などの経費を引いても一日何百万円もの利益になる。銀座で悪評が立つほど豪遊できるわけだ。日本橋には同じようにありえない高い価格設定をしていながら客足が絶えないオムライス屋もあるが、やはり地方からの観光客が大勢来る中央区だからできることかもしれない。現にカツ丼発祥の店として同じ番組で紹介されていた早稲田の店は一杯790円といたってリーズナブル。経営者がまともだからと思うが、「土産話」に食べにくる地方客が見込めない土地柄というのもあるだろう。

2018年7月8日日曜日

オウム事件

大量の死刑執行に異常さを感じるのは私だけだろうか。島国メディアはあまり報じないが、EU加盟国などが「被害者やその家族には心から同情し、テロは厳しく非難するが、いかなる状況でも死刑執行には強く反対する。死刑は非人道的、残酷で犯罪の抑止効果もない」とする共同声明を発表した。その上で「同じ価値観を持つ日本には、引き続き死刑制度の廃止を求めていく」としているが、国民の8割が死刑を容認している国は残念ながら同じ価値観を持ち合わせているとはいえない。(もっといえば司法の独立や報道の自由、選挙の公正といった民主主義の根幹さえも揺らいでいる国を先進国と呼べるかも疑問。)今回の事件についていえば首謀者は極刑にしないと収まりがつかないというのは理解できるが、彼に洗脳されて事件を起こした者たちまでも同じレベルの罪といえるのだろうか。このような合法的な大量殺人を法務大臣の一存で決めたとは思えず、国民の支持が得られそうなことや、自分たちに不都合な事柄から国民の目をそらせられることなら何でもやりそうな現政権の病める一面を見た気がする。