2013年2月24日日曜日

ハイパーインフレ

今週お会いしたアパレル企業のオーナー社長。海外進出に関心があるとのことだったが、聞けば本業とは関係のない東南アジアの不動産に投資したいとのこと。国内市場の縮小による事業の伸び悩みから海外の市場を視野に入れてはいるが、それよりも海外の資産を買うことで日本で起こりうるハイパーインフレによる資産の目減りをヘッジしたいとのこと。株価は新政権への期待を目いっぱい織り込んでいるが、国の財政赤字は膨らむ一方。もはやハイパーインフレしか解決策がないというのはあながち間違った見方ではないかもしれない。日本では賃貸用の不動産は新築時からどんどんと値を下げて資産価値をなくしていくが、海外ではそのようなことはなく、賃貸料収入だけでなく、売却時の利益も期待できるというのもその通りかもしれない。酷寒が続く昨今、私も東南アジアあたりに物件を買って移住してしまいたくなる話だった…。

2013年2月15日金曜日

華僑顔

「確かに竹内さんは“華僑顔”をしてますよ。」長年バンコクに暮らす日本人の人にいわれた。20代の前半に初めてタイに行ったときから現地の人に必ずタイ語で話しかけられ、日本人と一緒にいて日本語で話していても私だけ現地人と思われた(こうした場合はおそらくタイ人ガイドか日本語が流暢な商談相手に見られているとのこと)。日焼けなどしようものなら航空会社の日本人客室乗務員にまで英語で話しかけられる…。歳をとっても顔は“日本人化”していないらしく、今回バンコクに行ったときも100%タイ語で話かけられ、わからないと身振りで伝えようとしても構わずタイ語で続けられた。食事の席でそんな話をしたところ前述のように華僑顔をしているといわれ、何となく認識していたことが確信に変わった。父も台湾に行くと現地の人に見られたという話を聞いたが、私が知りうる先祖に大陸から来た人はいないから不思議だ。でも老後にタイに移住すれば現地にふつうに溶け込めるということかもしれないし、どれだけ華僑顔をしていても日本で生活する上で不自由はないからよしとしようか…。

2013年2月9日土曜日

JR東

「雪は大丈夫ですか?」水曜日に電話で話した大阪の取引先の人に聞かれた。「都心ではほとんど積もっていませんよ。」その日の午後に乗ったタクシーの運転手はJR東の間引き運転に事故が重なったことで山手線と京浜東北線がストップし、道路が大変なことになっていたという。本当に運行に障害が出るほどの積雪があるかも見極めずに早々に間引き運転を発表する元国営鉄道会社。震災の日も早々に当日の全面運休を発表したことを思い出した。地下鉄や私鉄が一部の区間でも当日中に運行を再開したのとはえらい違いで、東電と同じ独占企業の体質を感じた。前回の大雪を予想できなかった気象庁が汚名返上?とばかりに大雪になるといったからといってどう見ても過剰反応。電車の遅れも日常茶飯事のJR東に「大阪の人たちだったら到底黙っていないと思いますよ。」とひと言つけ加えずにはいられなかった。

2013年2月3日日曜日

バンコク

「成田付近の気温は零下4度…。」着陸態勢に入ったバンコクからの夜行便の機内アナウンスを聞き、寒い国に戻って来たことを実感した。やがて真っ白な霜に覆われた田畑が見えてきた。前回行ったのがいつか思い出せないくらい久しぶりのバンコクだったが、2泊3日、往復とも夜行便という強行軍で戻って来たのがもったいない…。当地に赴任した日本人は日本に帰りたがらないと聞くが、今回お会いした(元)赴任者5人のうちの2人が現地採用に切り替えて当地にいついてしまっていた。思えばかつてはいずれの航空会社も成田から一日一便しか就航していなかったバンコク便も、今は羽田発を含めて毎日複数の便が運行されており、それだけ行き来する人も増えているのだろう。以前は交通渋滞がすさまじく、バンコクに住みたいという発想はなかったが、スカイトレイン(高架鉄道)や地下鉄も整備された今は、交通渋滞に巻き込まれずに目的地まで行きつけるようになった。日本人人口の増加とともに和食屋や和食材店も増えているようで、いずれここに移り住むのも悪くないかと思わせる訪問となった。