2012年7月28日土曜日

職場のジェンダーレス化

「今日は少し熱がありました」4歳になる甥っ子のお迎えで保育園に行くと、思いもかけず男の保育士さんから報告を受けた。この世界にも男が進出していると聞いてはいたが、実際に目にするのは初めてだった。そういえば病院で看護婦といったら看護師と訂正されたのを思い出す。(なぜ看護“士”となると男なのに、保育士は男女両方を指すのかは不明。)男女の分け隔てなくどんな職種にも就けるのは誠に結構なことで、ついでにダメ男君が続く某国の総理大臣もそろそろ女性にやらせてみてはどうかと思う。ただ、最近うちの事務所に集荷に来る宅配業者の担当が女性に代わったのにはちょっと戸惑っている。相手が女性だと何となく重い荷物が出しづらいし、この業者は荷物の扱いが乱暴との評判でよく中身を壊してくれるのだが、こうしたときにも厳しく言いづらい。などといっている時点で私も女性を同等に見なしていないことになるのだろうか…。

2012年7月22日日曜日

プリンター

トナー代がかさむばかりでよく故障をし、画質もレーザーカラープリンターとは思えないお粗末なものだった事務所のプリンターにいよいよ見切りをつけ、新しいプリンターに買い替えた。前のプリンターがあまりにひどかったので、別のメーカーのものにすることだけは心に決めていた。このメーカーの悪質?なところはトナーが減っても警告一つしないため、肝心なときにトナー切れを起こしてしまうことだった。事務所にある同じメーカーの複合機など、一色切れるだけでプリントもファックスも(白黒なのに…)できなくなり、ファックスの場合は何日も気づかずにいてしまう。勘ぐって考えればトナーの残量がわからなかいようにすることでハードを買い替えるタイミングを判断しづらくしているような気もする。新しいプリンターはあれこれ迷ったあげく、ネットのレビューが悪くなく、しかも値段も手ごろだったNECの製品にした。同社は投資銀行時代のお客様で、プリンターを作っていたとは知らなかったが、使ってみると期待以上にいい。画質は前に使っていたB社のものとは天と地の差で、印刷するたびにトナーの残量がパソコンの画面に表示される。NECが密かに?こんないいプリンターを作る技術をもっていたとは…。毎日のストレスからも解放され、ますます同社を応援したくなった。

2012年7月15日日曜日

JAL再上場

JALの再上場をめぐるANAとの応酬は面白い。5,200億円にのぼる債権の放棄を受け、破綻時に発生した赤字が次年度から利益と相殺されて法人税が大幅に減免されているのは競合上の不平等というANAの社長の主張はわかるが、JALの業績の急回復は社員が身を削る努力をした結果というJALの社長の主張もその通りだろう。そして何よりも会社更生法の手続きに則って行われたことなのだから仕方がない。私は国内出張でJALとANAが競合している路線に乗るときはJALを選ぶことが多い。というのも破綻後に路線を減らしたJALは羽田のゲートの距離が近いが、逆に路線を増やしたANAは果てしなく歩かされることがある。JALの業績回復を受けて元与党議員が不採算路線を復活させるべきと主張していると聞き、こうした人々の存在がJALを破綻に導いた一因であったとの認識を新たにするとともに、政治家が介入するような銘柄だと再上場してももう買うことはできない、と思った。

2012年7月7日土曜日

定宿

気に入ったレストランができるとそこにばかり通ってしまう冒険をしない性格の私は出張先のホテルも一度気に入るとそこにばかり泊まってしまう。福岡はまだこれといったホテルにめぐりあっていないため、行く度に違う所に泊まっているが、今回は中洲にしたところ図らずも祇園山笠が始まっていて、ホテルの近くに飾り山が立つなど、祭りの気分が味わえて得した気分だった。一方、北九州では小倉と門司港に気にいたホテルができ、何も迷うことなくそのいずれかを予約するが、今回は定宿の近くに美味しい生パスタの店を見つけ、滞在期間中毎日通ってしまった…。ホテルで地元の美味しい店を聞くと、無難に観光客の定番となっている有名店を教えられてしまうが、その人がよく行く店を聞くと意外な穴場を教えてもらえたりする。そんなことを心得るまでになったのだから、我ながらずいぶんと出張慣れしてしまったものだ。(写真は小倉のホテルの日本庭園)