2017年6月23日金曜日

人相

秘書への暴行と暴言で所属する与党から「スピード尻尾切り」に遭った女性議員。ネットで顔写真を見て「やりそう」と思ったのは私だけだろうか。ゴルフ仲間に連れられて行った銀座のクラブで広島出身という若い美人のホステスが母親からいわれたという言葉を思い出す。「若いうちはきれいだなんだといわれても、その後の自分の顔は自分がやってきたことが作る」と。客商売の私はよく相手の顔を見て信頼のおける人かを推し量ろうと努める。必ずしも成功しているとはいえないかもしれないが、よほどタチが悪い人はそれが顔に現れて何となくわかる気がする。国のトップでいえばトランプ大統領と本邦の首相は、フランス、ドイツやカナダの首脳とは明らかに別カテゴリの人相に属するように見える。そしてその首相に魂を売ってしまったかのようにスキャンダル隠しに必死になっている取り巻きたちの人相もどんどん悪くなっているように見える。

2017年6月17日土曜日

一強

世論調査で高い支持率を維持しているといわれる現政権だが、支持する理由の断トツは「他の内閣より良さそうだから」。片や不支持の理由の断トツが「人柄が信頼できないから」というから、積極的に支持している人はさほど多くなく、トップが人間的に信頼されていないことが窺える。にもかかわらず国民の絶対的な支持を得ているかのごとくふるまい、傲慢な政権運営を続けている状況がいつまで続くのか。懸念されるのは露骨なスキャンダル隠しのために国会を否定する禁じ手を使ってまで通した共謀罪法案の真意。国連の人権理事会で懸念が示される状況にある日本の報道の自由もどうなってしまうのか。ただでさえ大人しい日本国民がますます真実から遠ざけられ、判断力を失ってしまうのではないかと心配になる。国会の場で恥知らずな答弁を続ける首相の取り巻きたちを見ていると、電機メーカー時代に目にした「独裁経営下の北朝鮮状態」を彷彿とさせる。取り巻きが独裁的な経営者の言いなりになって、そこから会社の凋落が始まった。しかし一企業が北朝鮮化して自滅するのと国政を担う人たちが首相の意に沿うようにデタラメをゴリ押ししてしまうのとでは国民に対する影響度が違い過ぎる。彼らは自己保身のためにやっているのだろうが、それがどのように国民の目に映り、彼ら自身の品性を疑わせているかを自覚すべきだろう。

2017年6月10日土曜日

裏目

英保守党は昨年のEU離脱の国民投票に続く大誤算。議会で単独過半数を占めていたのに、さらに基盤を強固にしようと解散に打って出たのが完全に裏目に出た。支持率で労働党を大きくリードしていたことで自信を得ていたのかもしれないが、世論は移ろいやすい。方や「獣医師会の意見に配慮して獣医学部が存在しない地域に新設を認めた」と国会の場で堂々と嘘の答弁をしても責任を問われない我が国の首相。世論を甘く見てしっぺ返しをくらった彼の国の首相が見たら実に羨ましい立場かもしれない。

2017年6月3日土曜日

シェービングフォーム

ゴルフクラブの浴室で髭を剃ろうと久しぶりにシェービングフォームを使った。が、ふだん使っている石鹸の方がしっくりくる。シェービングフォームはつくづく不要のものと思った。もともとリンスの残留感が苦手だったが、シャンプーに含まれる界面活性剤が抜け毛のもとと知り、髪の毛を洗うときには石鹸を使うかぬるま湯で洗い流すだけにし始めてから排水溝にたまる抜け毛の量が飛躍的に減った(ように思う)。最近は食用に使っているオリーブオイル(果汁)を整髪料にしているため、自宅の浴室・洗面台には石鹸、歯ブラシ、髭剃りくらいしかなくなってしまった。このように不要と思われるものを排除していくと、本当は世の中になくても困らないものが多いことに気づく。