2018年9月30日日曜日

フライトアテンダント

アメリカに一時帰国する日本在住の友人。今回もアメリカの航空会社利用だが、アジア系の航空会社の方がいいという私に賛同した。私は食事やサービスのことをいったのだが、彼のいう通り、フライトアテンダントが若くてきれいというのも事実。ただ、アメリカの航空会社が平均年齢が高いわけではなく、アジアとアメリカを結ぶ太平洋路線に年配のアテンダントが集中しているだけだ。そうなるのにはわかりやすい理由がある。アメリカの航空会社は飛行時間に応じて給与が払われ、しかも年功序列なため、1回の飛行時間が長く、効率的に勤務時間を消化できる路線に年配のアテンダントが集まるのだ。アメリカの航空会社の大西洋路線でヨーロッパに行ったことがある人であれば、フライトアテンダントの平均年齢がぐっと低いことに気づくだろう。アジア系の航空会社の中でもフライトアテンダントを使って効果的な集客を行っているのがオーナー一家のパワハラで話題となった韓国の航空会社だろう。岡山駅前のコンビニに行くと近くのホテルを定宿とする同社のアテンダントが制服姿のまま買い物に来ているのを見かける。よくここまでそろえたと思うくらい皆スタイルがよく美形。しかも日本の航空会社のような地味でダサダサな制服とは対照的な洗練されたデザインの制服が美貌をさらに引き立てる。韓国の航空会社は制服姿のまま外を歩かせることで効果的な宣伝を行っているが、日本の航空会社は制服のまま外を出歩くこと自体を禁じているそうだ。

2018年9月22日土曜日

引き際

一世を風靡した人気歌手がまだまだやれそうなときに引退を決意し、「ステージに戻らない」と宣言するのは何とも潔い。特にアイドル系は若いときの姿を記憶にとどめてもらう方がいいのかもしれない。実力のある歌手であれば歌い続けるのも選択肢だが、全盛期を知っている歌手が声量が衰えたり歌が下手になっていくのを見るのは痛々しく、何とも寂しい気分になる。人前で歌い続けるのであればトレーニングをして「衰えた」感を出さないでもらいたいし、それができなくなったらコアなファン向けにコンサートをやり続ける往年の人気歌手のように、あまり露出のない形で活動を続けた方がいい気がする。

2018年9月15日土曜日

育毛商売

ネットで見かけた「育毛」に関するサイト。抜け毛の原因として挙げているのが食生活、ストレス、遺伝、喫煙、飲酒、不規則な生活、不適切なヘアケアなど。育毛の専門家であれば抜け毛の最大の原因がシャンプーに含まれる界面活性剤であることを知らないはずがないのに何と偽善的。一大広告主である大手家電量販店がブラック企業ランキングの1位になったとたん、日本のメディア全体がブラック企業ランキング自体の報道をしなくなったのは記憶に新しいが、しょっちゅうテレビCMを流しているシャンプーメーカーと事を構えるメディアなどまずいないだろうから、まさに札束で頬を叩かれているようなものだ。かわいそうなのは何も知らずにシャンプーを使い続け、さらに育毛にお金をかけさせられる「マッチ・ポンプ」な人たちだろう。

2018年9月8日土曜日

停電

先週、出張先の札幌でお会いした地元金融機関の人から北海道の中でも道央は地震がないんですよといわれた矢先に起きた大地震。阪神大震災のときも同じような話を聞いたことを思い出した。長年地震がなかったことをもって地震が起きないというのは科学的ではなく、プレートがぶつかる場所にある日本はどこでも起きうるというのが正しいのだろう。台風の被害があった関西でも停電が起きたそうだが、何のバックアップもないまま北海道全土で停電したのは驚きだった。日本は電力会社が大きな力を持ち、小売の自由化も骨抜き状態だが、政府が本当に国民の利益を考えていたら電力の地産地消を進めていることだろう。各地に十分な数の太陽光や小型風車などの発電機と蓄電池を確保して電力を融通し合い、電力会社がバックアップを確保すれば今回のような災難は起きない。それをわかっているのにやらないところに既得権益が優先するこの国の後進性を感じる。

2018年9月1日土曜日

ご婚約

思わぬ展開を見せた内親王の婚約問題。世間知らずな皇族のお嬢様と野心家の青年が展開するドラマは、不謹慎ながら傍観者としては見ていて面白い。このような事態に至って思い出すのが二人の婚約が発表された頃の周りの反応だ。ある人は「あの男は上昇志向が強い」、またある人は「あれは一般人でも“事故物件”の相手」と青年に批判的で、今起きていることを予感させるようなことをいっていた。方や私は当初のマスコミの好意的な報道を何の疑問ももたずに受け入れていたのだから、相当人を見る目がないのか(あるいは人一倍素直なのか)。安定した職に就いていないのに内親王にプロポーズする大胆さが強い思いからのものであればあえて邪推する必要もなく、親の反対を押し切ってでも結婚するのであれば、あとはどのような結果になっても内親王の自己責任というわけにはいかないのだろうか。