2014年10月25日土曜日

ネコパブ

今週は全世界から弁護士6,000人が集まる大きなイベントが東京で開かれ、それに併せて英国のクライアントが来日した。会場が皇居に近い東京国際フォーラムだったこともあるかもしれないが、開会式では安倍総理が開会の辞を述べたばかりでなく、天皇皇后両陛下までお出ましになったのだから政府の力の入れようが推察される。通常海外からの来客があると夜のお付き合いもするものだが、今回は5人が来ていて、そのうちの一人が東京のナイトライフについてネットで調べ上げていたため、私は何もせずに済んだ。それどころか東京に住んでいる私ですら知らないネコパブ(ネコカフェなら聞いたことがあるが…)やらロボットバーやらに行き、カラオケはビッグエコーと決めていたのだから、そのネット検索力に驚かされた。世界中がネットでつながり、スマホが普及した今、ガイドブックを片手に旅行をする光景は過去のものとなってしまったようだ。

2014年10月19日日曜日

ファッション

最近、商用で紳士服を扱う会社の人と会う機会が増えた。高級衣料品を扱う店の担当者は見るからにいい服をセンスよく着こなしていて、ふだん服装に頓着しない私は大いに反省させられる。やはりいい服は見てすぐにわかるし、ネクタイやシャツの色合いやコーディネートは着ている人のセンスをうかがわせる。パーティーでつける蝶ネクタイを買うために入ったイギリスの紳士服屋でいちばんいいスーツを勧められ、その光沢のある生地の美しさに魅せられて衝動買いしてしまったことがあるが、こうしたものはシャツなどと違い、大事にしていれば長く使えるものなので、自分のイメージアップ?のためにももう少しお金をかけるべきかと考えさせられる。

2014年10月11日土曜日

医者が国を滅ぼす?

ものもらいになったためオフィスの近くの眼医者に行ったところ、視力検査だの眼底検査だの、ものもらいとはおおよそ関係がなさそうな検査をされた。特に眼底検査は区の検診でやることになっていたので必要ないといったのにやるのだから、あからさまな診断報酬点数稼ぎだ。しかしこうした経験は初めてではない。何年か前にお腹をこわして当時住んでいた荻窪の町医者に行ったところ、“念のため”検査入院をした方がいいと阿佐ヶ谷の総合病院に紹介状を書かれ、一泊二日の間にレントゲンだの血液検査だの、腹痛とはおおよそ関係がない検査を何度もされ、さらに病室は個室しかあいていないといわれ、驚くような金額を請求された。必要のない検査をやること自体どう考えても不正行為だし、荻窪の町医者が阿佐ヶ谷の病院と結託していたことは明らかだった。しかし国家財政が危機的な状況にあるときに、私腹を肥やすことしか考えていない医者が何と多いことか。だが、さらに恐ろしいのが“うつ病”のテレビCMを流す人々だ。リストラの嵐が吹き荒れる私が元いた会社では精神的に落ち込む人がいて、下手に医者などに行ったら薬を処方され、薬効が切れるとその反動でさらに落ち込み、本当に精神病になってしまいかねない。病院の精神科に勤める知人の奥さんによると薬を処方された後に自ら命を絶ってしまう人が後を絶たないというが、精神科の医者がそうした事実を知らないはずがあるまい。こうした医者たちのためにどれだけの人たちが必要のない検査を受け、必要のない薬を投与され、場合によっては病気を治すどころか悪化させていることか。こうしたことがまかり通るのが与党の支持母体である医者の政治力によるものだとすれば、日本もずいぶんと“病める”国になってしまったものだと思う。

2014年10月4日土曜日

火山噴火予知

一大惨事となった御嶽山の噴火。「火山噴火予知」連絡会の事務局を務めながら、深刻な事態が明らかになって早々に「噴火の予知は難しい」と会見で語った気象庁の主張がまかり通りそうな雰囲気だが、噴火が起きた直後、かの公共放送は噴火の2~3週間前に地表に近い浅いところで一日に数十回の地震が起き、それが2日も続いたと報じていた。ところが気象庁から噴火の予知が難しいというコメントが出てから、この報道がすっかり鳴りを潜めてしまった。天気予報で世話になっている気象庁に気を遣ってのことかもしれないが、果たして今回の反省なくしてこうした惨事の再発は防げるのか。一日に何十回も地震が起きるからには地中で何かが起きていたことくらい素人でもわかるわけで、その事実を知らされずに登って犠牲になった人々は浮かばれない。かつて山登りをしていた身としては入山禁止にしないまでも、せめてそうした火山活動の活発化を示す兆候について知らされた上で、自己責任で登るかどうかを決めたい。火山災害から国民の命を守るべき機関がこうしたことだと、日本の火山は怖くてどこも登れない。