2018年6月29日金曜日

賛否両論?

終盤の消極的な戦術が海外メディアや海外ファンの大ブーイングを受けたワールドカップサッカーの対ポーランド戦。「賛否両論」などと報じるのは日本のメディアくらいで、「賛」なのは大会直前の監督交代でどたばたを演じ、決勝トーナメントに進めなければ批判されかねなかったサッカー協会の関係者くらいではないだろうか(現に相談役が「名監督」と持ち上げていた…)。3年前に行われたラグビーのワールドカップではリスクを冒してまで優勝候補の南アに勝ちに行った日本チームを海外のメディアがこぞって称賛し、イギリスの取引先から私にわざわざ祝福のメールが届いたほどだったが、今回の試合はそれを帳消しにして余りあるマイナスイメージを日本に与えたのではないかと思う。日本はその見返りとして決勝トーナメント進出を手にしたように見えるが、実際にはあのような戦術を取らずに正々堂々と戦っていても進めた可能性は十分にあっただろう。優勝候補でもないのにあそこまでなりふり構わないことをし、一夜にして世界中のファンにベルギーに完膚なきまでに叩きのめされてほしいと思われる「嫌われ」チームになってしまったことが残念だ。