2018年6月22日金曜日

地震

月曜日の朝、京都のホテルで机に向かっていると、ドンと突き上げるような衝撃があった後、部屋ががたがたと揺れた。ごく短時間の縦揺れだったため、震源が近く、規模がそこそこ大きいものと推察されたが、案の定、震源は京都市に近い高槻市とのことだった。2011年の東日本大震災に比べれば大した揺れではなく、町は至って平穏だったので、テレビで連日大騒ぎしていることに違和感を覚えた。困ったことといえばホテルや訪問先の企業のエレベーターが止まり、階段で昇り降りしなければならなかったことと、震災のときと同じくJRの在来線だけがいつまで経っても復旧せず、次の目的地の福井に行かれなかったことくらいだった。この規模の地震で大騒ぎするくらい、この地域は地震が少ないのだろう。小学生が倒れたブロック塀の下敷きになるという痛ましい事故が起きたが、鉄筋で補強もせずに、あのような高い塀を造ることなど、地震が多い東日本ではまず考えられない。ブロックを積み上げた人たちは地震が来たらどうなるかという想像ができないくらい実体験がなかったのだろうか、と思う。