2017年9月23日土曜日

ベスト・エフォート

「電話料金が安くなる」というセールスの電話が一時期よくオフィスにかかってきた。切り替えるデメリットは一切ないと主張するが、書類を取り寄せてみると説明になかったデメリットが書かれていたりして、その後はすべて断るようにした。今年になって再び同様のセールスの電話がかかってきたが、今回は背後にいる電話会社が前回のS社ではなく、既にサービスを利用しているN社だった安心感も手伝い、最終的に切り替えることにした。ところが切り替えた後の電話料金が低くなるどころか、これまでなかったくらい高くなったのでコールセンターにどうなっているのか尋ねたところ、頼んでもいないオプションサービスに入れられていて、こちらからそれを解除する電話を入れない限り毎月料金をチャージされるとの説明だった。N社と資本関係がない代理店がやっていることとはいえ、同社がこうした実態を把握していないとは思えないので抗議した。代理店の側にも頼んでもいないオプションサービスの料金を返還するよう要求したが、その応対や手続きが非常に慣れていて、こうした苦情がくることを想定しながらやっている「確信犯」であることが窺えた。なぜこのようなことをやっているかと想像するに、頼んでいないチャージが発生していることに気づかずに料金を払い続ける契約者が相当数いて、その一部がN社からその業者に手数料として支払われているものと想像した。S社といわれれば疑いの目をもちつつ、N社といわれて一定の安心感を覚えた自分に甘さがあったが、こうした行為が取り締まられることなく放置されているのはいかがなものかと思った。