2017年9月1日金曜日

異常気象

異常気象続きで「50年に一度の大雨」といった表現をよく耳にするが、その根拠は不明だ。気象庁の前身の組織ができたのが明治時代だとすれば何百年も気象データが蓄積されているわけではなく、何十年に一度などというのには統計学的に明らかにデータ不足だろう。(しかもなぜ40年でも60年でもなく50年なのか。)危機感を喚起する為にこのような表現を使っているものと想像するが、そもそもこうした言葉を我々が耳にするのは「事後」のことで何ら対策に結びつくわけではないし、被災した人が今年起きたから向こう50年は安全などと解釈しては逆によくない結果を生むのではないかと思う。