2016年12月3日土曜日

ビーガン

何年か前、高校時代にアメリカでホームステイしていた先の弟(所謂「ホストブラザー」)がビーガン(絶対菜食主義)になった。いかにもそれ系な奥さんの影響と思い、あえて理由を聞くこともなかったが、先月久しぶりにアメリカで会った際に「早死にの家系なので健康で長生きするために始めた」と聞いた。さらに糖尿病等の病気を併発して危険な状態にあった義理の母親もビーガンになり、薬も飲まずに健康になったと聞き、マクロビオティックで末期がんから回復した九州の人のことを思い出した。マクロビオティックも動物性のものを摂取しないという意味ではビーガン食そのものだ。このように食事で生死に関わる病気が治るとなると医者の商売もあがったりで、くだんの義理の母親がかかっていた医者は数値が改善しても、正常値に戻っても念のために薬を飲めと勧めたという。ただ、西洋医学至上主義の我が国では医者のいうことに従わないことは非常に勇気がいることで、先の末期がんだった人も、医者から見放されなければマクロビオティックを試すこともなかっただろう。日本の医者の中にもこうしたことに気づいている人はいるだろうが、それを口にすると異端扱いされ、商売にも響くといったところだろうか。