2016年11月27日日曜日

Uber(ウーバー)

今年の6月にベトナムで初めて利用した「白タク」サービスのUber。スマホですぐに呼ぶことができ、車のグレードも選べる。また、GPSで予約した車の位置をリアルタイムで見られ、目的地までの予想所要時間までわかるというからよく考えられたものだ。先週もロサンゼルスの訪問先が予約してくれて二度利用したが、実に便利で快適だった。利便性が高い上に値段も安いとなるとタクシー業界にとっては脅威だろう。日本人は自分の車に他人を乗せたがらないので普及しづらいのではと思いつつネットで調べてみたら、それ以前に規制があってできない様子。恐らく「利用者の安全を守るため」といった建前だろうが、タクシーの運転手の方が運転が安全という根拠はないし、利用者のことを考えるのであれば、車がないと生活できない地域ではいつでもどこでも安価で使えるのは捨てがたいメリットで、事故を起こしがちな高齢者の運転免許証返上を促す効果もあるかもしれない。消費者に選択肢も与えることよりも既得権益の保護が優先する規制づくめの国では所謂‘アベノミクス’が不発に終わるのも無理のないことか。