2016年2月20日土曜日

日本陸連

タイム的にも順位的にも五輪の出場基準を満たした女子マラソン選手が、それでも内定を出さない日本陸連への抗議の意を示すため、中1か月半の強行軍で次の選考レースにも出場するとのニュースに触れ、またかと思った。日本陸連なる団体は過去においても選考レースでの成績に関係なく瀬古やら有森やらをごり押しで出場させ、前者はメダル圏外、後者も金メダルには届かなかった。後者についてはメダルを取れたことで国全体が祝福するムードだったと記憶しているが、公明正大さを欠いた選考で出場できなかった選手が出場していたら、もっと上の成績をとっていた可能性は否定できない。そうした過去の学習もなく、いつまでこのようなことを繰り返していることにその組織自体が疑問をもたないのが不思議だ。