2012年3月30日金曜日

小児病棟

小学1年生の甥が細菌に感染して入院した。突然発疹が出て、脚が腫れ上がり、大変な状態だったという。2日後に私が見舞いに行ったときには腫れも引き、一見するとふつうに見えるくらいに回復していたが、大事をとってその後さらに一週間入院することになった。

週末の朝、寂しくしているのではないかと思い、再び病院を訪れた。女の子と二人部屋だった病室に彼の姿はなく、看護婦さんに聞くと隣の大部屋に移ったとのことだった。中に入ると同じ病室の、同年代と思しき男の子と話している甥の姿があった。私が行って少しは喜んでくれるかと思ったが、妙に素っ気ない。自分が彼と同じ年頃だったら同じような反応をしたような気はする。オジである私になついてくれるのも今のうちとは思っていたが、それが終わる日がこんなに早く来るとはちょっと寂しい…。

それはさておき、今回甥が入院したことで、生まれて初めて病院の小児病棟に足を踏み入れた。甥と同じ病室の子たちがどういう病気なのかもわからなかったが、小さいうちから病室で過ごしている子どもたちを見て、何ともいえない気持ちになった。甥がいるおかげで子どもを入院させなければならない親の気持ちも察しがつく。二度ほど入院を経験した私も子どもの頃は大病もせず育ったので、そのありがたみを改めて感じた。