2020年12月1日火曜日

人徳

人徳がない人間は権力の座を離れると周囲の離反も早いというが、桜を見る会の前夜祭をめぐる前首相の答弁が嘘であったことを側近であった現首相が追認していることがよく表していると思う。コロナ対応の過ちが経済に本格的な打撃を与えるのはまだこれからで、その責任を逃れるために後任に責任を押し付けて逃げ出したような人間に義理立てする必要もないのだから、この上は彼の国会での偽証を暴くために役人たちが改ざんしたり黒塗りにした書類を表沙汰にすればいいのに、と思う。人徳がないのは引き際が悪い米大統領と同じで、両者は同じ穴の狢だったと感じさせる。