2020年5月4日月曜日

抗体検査

神戸市の病院が4月7日に行った抗体検査で3%の人が感染していたことが判明し、市の人口で換算すると4万人超だったという。一方、当時市が発表していた感染者の累計が68人。一桁、二桁ではなく「三桁」違う。東京の感染率が密集度が低い神戸より低いとは思えないが、同じ3%で人口換算しても36万人。一方当時の都の発表は1,060人だったので、これも二桁違う。検査数が100人を下回る日があるのだから100%陽性でも100人を切るのは当たり前で、もっとも科学的であるべき我が国の「専門家」会議がなぜ小学生でもわかる矛盾に答えないのかが不思議だ。東京の3月までの感染症の死亡者は1,200人超。今年はインフルエンザは流行していないのでほぼコロナによるものと推定されるそうだが、3月末時点で都が発表していた感染者の累計数字が正しかったら感染者全員が死亡していても足りない。一方上記の神戸の抗体検査の結果から推定される感染者数で割ると致死率は0.4%にも満たない。ニューヨーク州の例からも明らかなように抗体検査を実施すれば実際の感染者数が推定でき、致死率も低いことがわかるが、日本の政治家やマスコミは実態を把握しようともせずに無為に人々の不安を煽って検査希望者を増やし、自然治癒する可能性が高い人まで病院に行かせて医療崩壊を誘発しているように見える。不要不急の会見を繰り返してステイホームを連呼する時間があったら感染実態を把握して国民に伝え、逆に非科学的な「自粛」は戒めて経済を正常に戻していくのが責任ある政治家の姿と思う。今朝のテレビで某タレントが海釣りまでやめさせるのはやり過ぎではないかと問われたのに対して「やり過ぎなくらいやって後で笑えたほうがいい」と答えたと聞き、笑えない人たちが世の中に大勢いることを考えずに済む人たちがテレビに出て誤った正義感に基づく『一億総火の玉』的連帯意識を醸成し、声をあげられない多くの人々を追い詰めているのだと感じた。彼らには戦後(騒動後)真実に目覚めた際には(その日が来るかもわからないが…)「戦犯」の一人として大いに反省してもらいたい。