2020年4月18日土曜日

戦時中

「まるで戦時中みたいですね」大阪のコンサル会社の部長が電話口でいった。確かに自粛という名の実質強制措置に従わない人への風当たりが強まっているように感じる。今の日本国民のパニック状態は国の意向に従わない人を非国民と呼んで排除していた戦時中と似ているかもしれない。たいして危険な病気ではないといっていた医者たちはテレビから姿を消し、経済崩壊、家庭崩壊、教育崩壊を顧みずに医療崩壊のことだけを語る「専門家」ばかりが出るようになったのも何とも気味が悪い。人の移動を永久に止められるわけではないので、一時的に感染の拡大を抑制できても第二波、第三波が来ることは間違いないだろう。これがエボラや天然痘だったらどのような犠牲を払ってでも感染を食い止めなければならないが、果たしてそれに匹敵するほど危険な病気だろうか。数字を見る限りとてもそうは思えない。元大阪府知事がいっていたようにもはやウイルスと共存するしか道はなく、イギリスの首相がいっていたように国民の間で感染が一巡して免疫ができない限り収束しない可能性だってある。今のような「持続不可能」な自粛措置を続けるツケをいずれ払わされるのは国民自身だ。よほど重篤でない感染者は病院に収容せずに自宅隔離にしないと間に合わないことも、元気な人たちの生活を正常に戻さないと生きていかれない人が大勢出ることも、今のようなことを続けていては国がもたないこともわかっているのだから、首相や知事がやるべきことは目新しい情報もないのに不要不急の記者会見を繰り返してアピールすることではなく、アメリカのように出口戦略を考えることだろう。