2020年2月28日金曜日

過剰反応

客船騒動での大失態の上塗りとしか思えない政府の休校要請。そんなことで本当に感染が止まるとは思っていないだろうから、日本での拡散要因となった失策から国民の目をそらし、「対策を打っている感」を出すための現政権お得意のパフォーマンスと思われる。海外から見れば基本的な初期対応を誤って感染を拡大させておきながら、収拾がつかなくなってから国民生活への影響も考えずに過剰な措置を取るアホな国に映るだろうが、日本の政府にとってはいかに非合理的であっても過度に心配性な国民にアピールできればそれでいいという考えなのだろう。観光立道の知事が政府に呼応して緊急措置を発動するなど愚の骨頂で、そこまでやるなら観光客に来るなといえばいいものを、観光で来ている人に行動を控えろというなどわけがわからない。それに対して愛媛県知事や埼玉県知事、金沢市長の対応は実に冷静で信頼感を感じさせる。公共放送に担ぎ出される「御用学者」が何といおうと、今だに季節性インフルエンザより危険との確証もないまま政府と一緒になって大騒ぎした道県と冷静に対応した自治体とでいずれ明暗を分けるのではないかと思う。