2020年2月23日日曜日

危機管理

大型客船自体を隔離しつつ船内を分離せず、一挙に感染を広げて日本を一大感染国にしてしまった現政権。国内の感染者770人のうち、実に634人がこの客船の乗客・乗員という人災ぶりだ。あれほどの危機管理能力のなさでよく元政権の原発事故対応を批判できたものだと思う。人のことを悪くいって自分をよく見せるなど、かつての日本人であれば品格のないことと受け入れなかっただろうが、そんな人物が長く政権の座にあるほど日本人自身が劣化してしまったのだろうか。アメリカの大統領と通じるところがあるが、あちらは自分をよく見せようという気がない(諦めている?)のに対し、日本の首相は国民の印象を操作して自らの数々の失策から目をそらそうとするのだからある意味よほどタチが悪い。実際のウイルスの危険性は別として、外国人が日本を危険視して来なくなったことの影響は計り知れないだろう。この2週間出張した地方で聞こえてくるのは緊急融資の話ばかり。株価を上げて景気回復を「演出する」ための現政権の超低金利政策で青息吐息の銀行には二重の打撃だ。いったいどう責任をとるつもりだろうか。これまでのように話をそらして国民が忘れるのを待つのだろうか。