2019年7月28日日曜日

ファミリー

お笑い芸能事務所社長の釈明会見。ニュースで断片的に見ただけだが、腹を括って事実を認め、謝罪するかと思いきや、説得力のない言い訳を繰り返し、ずいぶんと逆効果なことをやる人だと思った。また、所属芸人を「ファミリー」と呼んでいたが、契約で報酬を約束することもせず、いわゆる闇営業をしなければ食べていかれない状況においた相手がファミリーなら「扶養義務違反」だろう。こうした体質の芸能事務所を徹底的に美化する朝ドラを制作した公共放送もいかがなものかと思う。一方、こうした社長の対応も会社を守るためにやったことと肯定的にとらえる人もいて、見方を変えればその通りかもしれない。事実長時間にわたったという記者会見でももっとも核心の部分、すなわち闇営業を斡旋した芸人が、かつて会社も営業を受けていた先と発言していた点については誰も質問せず、同社と裏社会のつながりについてはついぞあぶり出されなかったようだ。