2019年2月23日土曜日

羞恥心

来年の大統領選挙に名乗りをあげた女性候補を揶揄するツイートを行ったアメリカ大統領。同じ日のニュースで自党の過去の失策の数々を棚に上げて3年しか与党の座になかった野党を口汚く罵る我が国の総理大臣の姿を見て、こんな人たちが国家のトップに立つ世の中っていったいどうなのだろうかと思った。その程度のことには慣れてしまった私も、我が国の総理大臣が「日本国民を代表して」世界中で問題視されているアメリカ大統領をノーベル賞に推薦する手紙を送ったというニュースには開いた口がふさがらなかった。国会の場で否定しなかったのでやったことは間違いないだろうが、韓国の大統領でさえ恥ずかしくてやらないことを堂々とやってのける厚顔無恥さにただただ驚く。さらに野党側の(少なくとも世界の大半の人々から見れば)きわめてまっとうな追及に対して「日本の唯一の同盟国」の大統領に失礼だと逆切れする姿を見て、人並外れた羞恥心のなさが彼の政治家としての大きな強みであることを改めて認識させられた。ただ、今回ばかりは我々日本国民をその恥知らずさに巻き込み、世界的に恥をかかせているのだから笑えない。