2019年2月9日土曜日

統計不正

天下り先の利益保護のためにさまざまな参入障壁を築いてきた厚労省。国民の無知につけこんで中小企業では取得が難しい特定保健用食品(トクホ)制度なるものを作ってさらに大企業保護に走ったかと思ったら今度は日本の行政を根幹から揺るがす統計不正の発覚。ここまで堕落した政府機関がある国を先進国と呼べるだろうか。しかしこの問題もいかに国にとってマイナスであっても現政権には好都合なので、財務省の公文書改ざん問題と同様にうやむやにされ、多くの国民が忘れ去ることだろう。人としての質が低い人間が上に立つとここまで国の体制全体が劣化してしまうのか、それとも勉強ができただけで志が低い者が役人になっているのが原因か(あるいは両者の「相乗効果」か)。彼らが作ってきた様々な不合理な規制を撤廃し、先端の医療機器や医薬品、質の高い化粧品や石鹸が自由に輸入できるようになったらどれほど国民の生活が豊かになるだろうか。民間並みのリストラをやってもらいたい筆頭の省だ。