2017年7月29日土曜日

無風議員

参考人招致や閉会中審査を拒んで疑惑隠しに必死になり、自らがタバコを吸いたいからと、WHOの勧告に基づいた喫煙規制に反対した与党の国対委員長、暴言・暴行問題を引き起こした議員を擁護する与党総務会長、そして問題が絶えなかった前防衛大臣。こうしたイタい人たちが国会議員になり、そうした地位に上りつめられたのは自民党の候補であれば誰でも当選する選挙区を地盤としていることと無縁ではないだろう。当選回数を重ねればそれなりの地位に就き、発言力をもつことができる。しかし資質に疑問のある人物が政府あるいは与党の重要なポストに就くのは国としてはマイナスにほかならない。彼の国対委員長と総務会長を選出している山陰の人に聞いてみると、「あんなの自民党でなければ誰も投票しない」といっていたので、本音のところでは恥ずかしいと思っているようだ。それにしても競争がないとクオリティが落ちるというのは政治の世界も同じなようだ。