2016年6月16日木曜日

ラマダン(続き)

ドイツに到着し、ラマダンで会食に参加できない企業幹部に会った。両親がモロッコ出身だが本人はドイツ育ちで、細身だが血色はいい。多少打ち解けたところで、ドイツのように夏至の頃は10時過ぎまで日が沈まない国で絶食するのは大変ではないかと聞いたところ、決してそのようなことはなく、むしろ体調はいいとの意外な答え。水は飲んでいるかと聞いたら日没まで水も飲まないとのこと。これには驚いた。日本の医者であれば体に悪いのでやめろというところだろう。彼によるとラマダン期間中は食事で仕事を中断することもなく、集中力も高まるという。確かに朝食や昼食をとった後は胃に血液をとられてしまうか、あまり頭も冴えないし、効率も上がらない。私の20歳の頃のような細身の体型を見て、自分もやってみようかと思った。