2016年5月16日月曜日

強弁

頭脳明晰なはずの東京都知事の全く説得力のない釈明を聞いて見苦しいと思ったのは私だけだろうか。自分の非を認めて謝ればそれで済んだものを、変な突っ張り方をしたことで、どんどんと敵を増やし、墓穴を掘っていったわけで、これほど自身の“危機管理”ができていない人に日本の首都の危機管理などできるのだろうかと思った。今回の件で最も同情すべきは彼の子供たちかも知れない。家族旅行で行った木更津のリゾートホテルで選挙準備のために関係者を呼んで会議をした(ただし、それが誰かは明らかにできない)という父親の説明を聞いて果たしてどう思っただろうか。そのような事実があったかはその場にいた彼の家族が知らないはずがない。父親がそんなでも、子どもには何の罪もないわけで、学校でからかいやいじめの対象にでもなったら気の毒としかいいようがない。