2015年12月6日日曜日

爆買い

案の定、今年の流行語大賞にノミネートされた『爆買い』。たまにゴルフをご一緒する銀座の老舗宝飾店のマネージャーは、数百万円する商品を複数買って行くのは中国人か台湾人のお客さんのみと言い、大阪駅近くのドラッグストアでは店外に掲げられたバナーがほとんど中国語のみで、日本人はあまり歓迎されない雰囲気だ。名古屋駅前の店では中国語圏のお客さん専用と思しきレーンが設けられていて、長蛇の列ができていた。(他のレーンは行列もなく、すぐにレジを済ませられたのはよかったが。)中国人観光客の爆買いを批判的に捉える向きもあるようだが、日本人の多くが値段の安い輸入品を買うようになってしまった中で、外国人観光客が日本製の製品を沢山買ってくれることに何の問題があるのかがわからない。言われているように天安門事件以降に反日教育が始まったなら、その影響を受けた世代の人たちが日本に来ることで、学校で植えつけられた日本のネガティブイメージも変わっていく可能性があるだろう。(少なくともマイナスにはならない。)もちろん、そのためには買い物にせよ観光にせよ、日本が中国の人にとって魅力的な国であり続けなければならないが。