2015年10月24日土曜日

T急不動産

うちの経理をお願いしている会計事務所が移転になり、うちと同様に原状回復費用として法外な金額を請求されたという。家賃2カ月分以内という業界の相場とはかけ離れた金額に文句をいったところ、では減額するので内容を問わずに●百万円払ってくれといわれたそうだ。うちがされたのと全く同じ手口で、聞けば同じT急不動産だった。工程表も示さず、費用の内訳も説明しない悪辣さについて営業先の銀行で愚痴ったところ、T急電鉄とT急不動産とも同社の取引先で、両社は同じ名前を名乗っていても資本関係の薄い別会社になっているといわれた。ネットで調べるとT急不動産の方は法外な原状回復費用の請求に加えて社員による取引先の恐喝、最近ではマンションの「騙し売り」で裁判に敗訴し、原告がこのときの体験談を本にして出版する等、ブラックな話に事欠かない企業であることを知った。大手私鉄の関連会社と誤解して入居してしまったが、ふたを開けてみると同社とは関係の薄い、タチの悪い会社だったわけだ。かつて在籍した電機メーカーはブランドイメージが損なわれないように、第三者の資本が一定以上入ったらその名前を名乗らせなかったが、T急電鉄は果たして同じT急を名乗っている企業がこのようなことをしていることを知っているのだろうか。