2015年9月26日土曜日

防潮堤

9,000億円もの国家予算をつぎ込んで建設するという被災地沿岸地域の防潮堤。次の津波が日本のどこで起きるかもわからないのに、直近で起きた災害に反応して莫大な国家予算をつぎ込む国がほかにあるだろうか。費用対効果の概念が完全に欠落してしまっている中央官庁と自分の懐が痛まなければお金の使われ方に無頓着になる地元自治体。こうしたことが後世にどれほどの禍根を残すかを考えない人たちが予算の使い道を決めている国の将来が憂える…。