2015年5月30日土曜日

人命軽視?

口永良部島噴火のニュースでかき消せれた感がある箱根山の火山活動。大涌谷のような場所がある時点でアクティブな火山であることがわかるが、火山活動の周期は人の寿命と比べて長すぎて、しょっちゅう爆発している火山でもなければ、噴火が起きることなど想像もせずに観光している。箱根と名のつくところがすべて危険なイメージになって観光客が減っていると聞き、久しぶりに行ってみようかなどと思ったりしたが、箱根町が給湯設備の保守のために立入禁止区域に人を入れようとしているというニュースに首をかしげた。テレビに防護服のようなものを身につけた人が映っていたが、実際に噴火が起きたらそんなものは何の役にも立たないことは素人でもわかる。火山活動が活発化している兆候がありながら警戒レベルを引き上げなかった御嶽山の噴火のときもそうだが、観光へのダメージを避けるために人命を軽視するのはいかがなものかと思う。