2015年6月6日土曜日

安全保障関連法案

憲法審査会で政府が頼んで出席した学者まで憲法違反と発言した安全保障関連法案。ときにニヤケ顔で論点をそらし、ときに質問する野党議員に「早く質問しろよ。」と暴言を吐く首相に、答えに窮してしどろもどろな答弁を繰り返す防衛大臣。これほど低レベルな政治家が、今の先進国といわれる国々の中に存在するだろうか。昨年の総選挙で与党が圧勝したときから半ば予想されていたが、正面から憲法を改正するのではなく、憲法違反といわれる法案をゴリ押ししようとする姿勢に、将来に大きな禍根を残すのではないかと心配になる。真宗大谷派などの宗教家もが懸念を表す一方で、「平和の党」を自認してきた教団系の政党までもが与党にとどまりたい一心でか、法案の推進に加わっているのも皮肉なことだ。