2015年4月25日土曜日

退職のお知らせ

大型連休を前に立て続けに届いたメーカー時代の同期入社からのメール。退職といっても定年はまだ先のはず。同社が大規模な人員整理を進めていることは周知の事実で、昨年は退職を“勧告”された、いわゆるバブル入社組から再就職の相談を受けたが、いちばん守られていたはずの本社部門の正社員まで対象になっているようだ。その甲斐あってか?業績見込みは珍しく上方修正。それしか生き残る道がないからしかたがないということか。最近、某ビジネス誌から同社について取材の依頼があった。同社の復活があるかというテーマのようだったが、それは何をもって復活というかだろう。かつての黒物家電の雄としての復活は難しいかもしれないが、人員整理などでエレクトロニクス事業の出血を止めれば、ほかの事業は利益があがっているようだから、会社としては存続するだろう。皮肉なことは今日の事態を招いた過去のマネジメントがたんまりと退職金をもらっていなくなっている一方で、“終身雇用”のつもりで入社した何の罪もない人々がとばっちりを受けていることだろう。