2015年4月18日土曜日

Hidden costs

アメリカでよく耳にした言葉。文字通り「隠れたコスト」の意で、値段を安く見せかけておいて、実際にはお客の目に見えないコストを付加するあこぎな商法。日本では比較的少ないが、最近利用している「送金手数料が安い」と謳う海外送金サービスが実は為替レートが非常に悪く、とても高くついていることに気づいた。銀行で送金すると手数料が4000円ほどかかるので、少額を送金するにはもったいなく感じ、このサービスを利用し始めたのだが、タイにまとまったお金を送金した際に、バーツのレートが非常に悪いことに気づいた。その後シンガポールに送金する際に銀行の送金レートと比較したら、2%以上悪かった。この会社のたちが悪いのは、送金する際のレートが一般に使われている対外貨ではなく、対円で表記されるようにし、利用者にわかりづらくしていることだ。為替レートはどのように決めているのかメールで問い合わせたところ、送金の際の問い合わせにはすぐに返事が来るのに、まったく返事が来なかった。利用者が多いサービスなので、私のようにレートが悪いことに気づいている人は少なからずいるはずだが、その会社のサービス名や「為替レート」「銀行」「比較」など色々な用語で検索しても、同社のサービスのページがあがってくるばかりで、一般利用者の声などはいっさい出てこない。ネットでビジネスをしているだけにネガティブな書き込みを封じ込めるSEO対策ができているのかもしれないが、こうしたことがまかり通るとネットの世界ではたちの悪い業者がますますはびこりかねない。