2015年1月11日日曜日

リニア新幹線

リニア新幹線が名古屋から大阪まで延伸されるのが2045年と聞き、ずいぶんのんびりしたことをいっているなと思った。建設費云々は、採算の目処が立てば何とかなるはずなのに東京・名古屋間よりも20年近く遅らせるなど、大阪を競合上不利にしかねない。そんな折、名古屋に駐在したことがある大阪出身の人に営業成績がさんざんだったという話を聞いた。初めて訪ねた先にどこの出身か聞かれ、「大阪」と答えると「こちらに親戚でも」と聞かれ、「いません」と答えるとそこで会話も営業も終了したという。名古屋でそのような経験をするのは大阪出身の人だけで、同じ3大都市圏といわれる当地に強烈なライバル意識をもっていると感じたそうだ。名古屋でも若い世代の人たちはそうしたこともなくなっているというが、JR東海の幹部はおそらく前の世代の人たちで、それゆえにリニア延伸に消極的なのかと勘ぐってしまう。それにしても東海道新幹線がJR東海の経営下にあるからといって、リニアまで大阪までの全線をJR東海にやらせる必要があるのだろうか。名古屋以西をJR西にやらせれば開業時期も早まるような気もするが。