2014年12月27日土曜日

マッサン

ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝氏夫妻がモデルの朝ドラ。以前、氏の人生を描いた本を読んだことがあり、ドラマにするのによい題材と思ったが、どうも視聴率がふるわないらしい。ストーリーがあまり面白くないという向きもあるが、もう一つの理由としてニッカウヰスキーの競合のサントリーがPR活動を妨害しているとの記事を読んだ。確かにドラマでは同社がまがい物の酒類を売って成長した歴史が忠実に描かれているし、ドラマの効果でニッカのウィスキーが売れると得をするのは同社の親会社で商売敵のアサヒビールだ。しかしドラマでは鳥井、佐治、寿屋(サントリーの前身)といった実名は一切出てこないし、視聴者が今のサントリーと結びつけることもないだろう。むしろ竹鶴氏が最初にウィスキー造りをした同社の山崎蒸留所のウィスキーのよい宣伝にもなるように思うのだが。