2014年8月30日土曜日

ブラック企業

イメージが大切なはずのビューティーサロンや、おとぎの国であるはずの遊園地の運営会社までその過酷な労働実態が明るみに出て、いつの時代もこうしたことはなくならないものだと感じた。このビューティーサロンの経営者はテレビのバラエティ番組でその金満ぶりを披露していたが、資本主義の世の中ではいかにうまく搾取の構造を築くかが金持ちになるコツだったりするので、驚くには値しないだろう。一方、ブラックといわれる居酒屋チェーンの経営者は、コメンテーターとしてテレビ出演したり、国会議員選挙に出たりしていたが、このあたりもブラックな実態とは異なるイメージを作る意図があったのかもしれない。かつてはブラック企業という言葉すらなかったが、そうした言葉ができたおかげで労働者への極端な搾取に歯止めがかかるようであれば好ましいことといえよう。