2014年3月29日土曜日

政治家

猪瀬氏に続いて渡辺氏。政治家はかくもお金がかかる生業なのかと認識を新たにした。選挙に出るだけでそれほどお金がかかるなら、新しい政党や既存の政党の後ろ盾がない候補にとってはかなり参入障壁が高い世界といえよう。しかしこれは誰のための政治をするかという根本にかかわる問題だ。政治家に大金を工面する企業経営者が善意でそのようなことを行っているはずもなく、お金がグレーなものであればあるほど、医療法人の経営者に世話になった政治家は病院の払下げで便宜を図らずにはいられないだろうし、薬事法で規制されている化粧品などを扱う会社の社長が規制緩和を唱える政党を支援するのはそれなりの目的があるだろう。(この社長を知る人によると、九州の出身高校が甲子園に出場したときくらいしか寄付もしたことがないという。)渡辺氏の政党が政策に影響を与えるくらい勝利していれば、今回のようなリークもなかったかもしれない。そして我々がこうした日本の政治の裏側を目の当たりにすることも。