2013年3月9日土曜日

FOODEX

今週は幕張で開かれていたアジア最大の食の展示会FOODEXに行った。今年は招待状を2枚もらったので、火曜日と木曜日の二日に分けて見たが、相変わらずの見応え(食べ応え?)だった。この展示会はほかと違い、入場者をバイヤーなどに厳しく制限し、招待状と引き換える入場券は当日のみ有効だ。飲み食いだけを目的にやってくる輩を排除するのが目的らしい。連日TPPへの参加問題が大きく取り上げられていたが、アメリカのパビリオンの中に米国産“黒豚”なるものが出展されていて、試食してみると意外においしかった。オーストラリア産の“和牛”は似て非なるもので、あまり脅威にならないと思うが、アメリカ産の黒豚が低価格で大量に出回るようになると国内の業者への影響が出かねないように思われた。ヨーロッパのワイン生産国は軒並みワイン会社のブースを並べていたが、どんな宣伝文句をいわれても、うちの事務所で直接取り寄せているアメリカのブティーク・ワイナリーのものに比べるとボディもなく、物足りなかった。こうした展示会では試食、試飲なくして商談も成立しないのだが、試飲用の極小のプラスチックカップに味もわからないくらいわずかな量しか注がない業者が意外に多く、大事なところでケチっては元も子もなかろうにと思った。招待状をもらえなければ行くこともない展示会だが、行けば行ったで色々な発見があって面白い。果たして来年も招待してもらえるだろうか…。