2013年3月24日日曜日

三原

広島での移動中、昼食を食べるために三原に寄った。あまり気のりせずに食べた当地の名物というタコの天ぷらが予想外に美味しかった。三原といえば最近私の地元の駅の構内に頻繁に出店しているクリームパン屋がある町。観光案内所に聞くと歩いてすぐの場所だったので行ってみた。その日は定休日らしくシャッターが閉まっていたが、今や見慣れたロゴを別にするとどう見てもふつうの町の洋菓子屋。東京でブレークするまで広島では特に注目されていなかったと聞くが、今や新大阪の駅の構内にも出店していてその勢いは急速に全国展開を果たしたシュークリーム屋を思い起こさせる。(同社との違いは常設の店をもたず、駅の構内などの仮設店で売っていることだろうか。)2年ほど前に初めて赤坂見附の駅で見かけたときは聞きなれない店名で試食もできなかったので、あえて買おうとも思わなかったのを思い出す。ラーメン屋などはチェーン展開やネット販売を始めると、とたんにクオリティが落ちることが多いが、洋菓子はそうでもないようで、ここのクリームパンもいつどこで買っても味が変わらない。それにしてもこれほど急速に売上が増えていったいどこで生産しているのかが不思議だ。三原の小さな店を見る限り、とても全国に販売するほどの量を作れるようには見えなかった。