2013年1月27日日曜日

テレビ取材

出張からの帰路、岡山空港のチェックインカウンター前にテレビ局のカメラクルーがいた。目を合わせないようにチェックイン機に進んだが、ほかに人がいなかったからか手続きを済ませたところでつかまってしまった。インタビューの内容はボーイング787型機のトラブルによる欠航で、どう思うか、困らないか、怖くないかなどと矢継ぎ早に聞かれた。一昨年の震災の後に事務所に取材に来たアメリカのテレビ局のニュースキャスターも怖くなかったかとしきりに聞いてきたことを思い出した。どうやら私から「死ぬほど怖かった」というくらいのコメントを引き出さないとニュースで出そうとしているトーンに合わなかったようだ。今回もインタビューが長引いてなかなか解放しれもらえなかったのは私が期待したコメントをしなかったからかもしれないが、欠航した787に乗るわけではないので怖くはないし、予約を入れた便が欠航になったわけではないので困りもしない。それより重大事故が起きたわけでもないのにことさら騒ぎ立てるのは、事件や事故を必要以上にネガティブに報じるマスコミの傾向を象徴しているようで、もっと世の中の雰囲気を明るくするニュースに力を入れてもらいたいものだと思った。