2012年8月4日土曜日

子どものときにその存在を知ってから、なぜこのような短い地名が存在するのか不思議に思っていた。津といえば港のことで、大津、唐津、木更津など、何かがその前に来ないと地名として成立しない気がする。あまりに長年不思議に思っていたので、先週初めて商用で当地を訪れたときに商談相手に尋ねずにはいられなかった。そしてようやく長年の謎が解けた。なんでも津はもともと伊勢神宮に参る人たちの海の玄関口で、伊勢神宮が全国の神社の頂点である神宮の中でも別格な存在なため、その門前の港である津はいわば“ザ・港”であったという。その真偽は100%確信がもてるものではないが、それなりに説得力があり、すっきりした気分で当地を後にすることができた。