2010年7月4日日曜日

ワールドカップ 2

サッカーのワールドカップは私の予想通り?日本がカメルーンとデンマークに勝って決勝リーグに進んだが、やはり元々の期待値が低かったのが選手たちに何も失うものはないと思わせてよかったのではないかと思う。それに引き換え強豪国は大変だ。

イギリスの取引先と電話で話した際、ワールドカップの話題になり、同国ではアメリカ戦でボールを取り損ねたゴールキーパーに批判が集中したと聞いた。この試合は結局1対1の引き分けたが、追加点をとれなかったフォワードの責任を不問にしてキーパー一人に矛先を向けるのは何とも酷な話だ。こんなナショナルチームに入ったら大変だ。

一次リーグで敗退したフランスやイタリアの叩かれ方もすごい。不甲斐ない結果に立腹したファンやマスコミが叩くのならまだしも、首相や大臣が移民問題などと結び付けてあれこれといい出すのだから驚く。そこまでサッカーに国の威信をかけられては選手もたまったものではあるまい。

南米の強豪となるともっと大変だ。大事な試合でミスしようものなら命に関わる。前回の大会で優勝を逃したブラジルは帰国した空港で罵声を浴び、「選手たちは試合中寝ていた」とまでいわれたそうだが、その寝ていたチームに4対1で敗れた日本はいったいどうなってしまうのだろうか…。

その点PKで失敗してもフォワードが絶好のチャンスにゴールを外しても叩かれることもなく、決勝トーナメントに進出するだけで拍手喝さいを浴びることができる日本のチームは恵まれている。次回も(出場できたら)こうした強みを生かして伸び伸びと番狂わせを演じてもらいたい。