2020年3月14日土曜日

島国違い

韓国とイタリアで感染者が「急増」したのは我が国と違い、検査体制が整っているから見つかった人が多かっただけで、実際の感染者数が近隣諸国に比べて飛びぬけて多いとは考えづらい。アメリカがヨーロッパからの入国規制にイギリスを含めなかったのは日本と同じように積極的に検査しないので公表されている感染者数が少ないからに過ぎないだろう。両島国の状況は似てはいるが、根本的な違いはイギリスは実際の感染者数が発見されているよりもはるかに多いことを認識しつつ、経済に甚大な影響を与える愚かなことはせず、国民に免疫ができるのを待っているのに対し、我が島国では公表されている感染者数が実態と思っている人が多く、初動を誤って感染を広げ、その後の極端な施策で経済的なダメージを与えた張本人である首相が堂々と「他国より状況がまし」などと胸を張り、大規模な財政出動で自らの不手際を補おうとしていることだろうか。これも国民が間接的に選んだ人がやっていることなので、どんな不利益を被ろうと自業自得かもしれないが、高校球児など、非科学的な大人の判断で楽しみを奪われた子どもたちはかわいそうとしかいいようがない。あまり賢くない方の島国に生まれてしまったからと諦めてもらうしかないか。