2019年12月7日土曜日

劣化

野党の追及にあったとたん、国民の税金で食べている役人が時の政権に都合が悪い名簿を破棄して国民の知る権利を侵害するなどまともな民主国家ではありえまい。記者会見で支離滅裂な答弁を繰り返す晩節の汚し方がハンパない官房長官にメモを差し入れる官僚たちはそのことを恥とも思っていない様子で、この国は一体、政治家、検察、裁判官だけでなく、官僚まで劣化してしまったのかと思った。現首相を守っているのは某指定暴力団で、オレオレ詐欺、振り込め詐欺といった特殊詐欺の類がそうした団体の資金源になっていると与党及び警察関係者から聞いたことがあるが、名簿を破棄しなければならなかったのはそれほどやばい反社系の招待者の名前がそこにあったからと容易に推測される。公費を使った宴会の費用だけでなく、公開の義務がない官房機密費もどこに流れているかわかったものではない。現首相は自分の在任中さえよければいい人物で、何ちゃらノミクスのぼろが出る次期政権は短命に終わるだろうが、今回証拠隠滅で逃げ切ったとしても、いずれ彼の闇の部分が明るみに出ればさすがにお人好しな国民の彼に対する見方も一変するのではないかと思う。