2019年8月19日月曜日

特産品

避暑で訪れた山中湖のスーパーで山梨県ならではの一升瓶入りのぶどう酒を買おうとおもったら、そのほとんどが輸入ブドウで造られていることに気づいた。東京に戻り、近所の沖縄料理屋でカウンターに並べられた泡盛の瓶に目を向けると、原料の欄に書かれたタイ米という文字が目に飛びこんできた。「讃岐うどん」といいつつ小麦粉がオーストラリア産であるのと同じだ。思えば小豆島で売られているオリーブ油もほとんどが外国産のもので、そこで買う意味が見いだせなかったし、青森で訪れた道の駅にはトルコ産の干しブドウが置いてあり、これでは道の駅の趣旨と違うのではないだろうかと思った。全国各地で売られている土産用の菓子も米子あたりの会社が売られている場所とまったく違うところでまとめて作っているという話を聞いたことがある。日本で売られている特選品ほどいい加減なものはなく、そのことを知ってしまうと購買意欲がわかない...。