2019年8月11日日曜日

担ぐ神輿

北海道警の警察官が札幌の街頭で参院選の応援演説中だった首相にやじを飛ばした聴衆を取り押さえ、現場から排除したとのこと。この国もいよいよ中国化してきたように見える。やじが絶えないのはそれだけ人徳もないことの証。そんな人物が長期にわたって政権の座にあるというのは皮肉なものだが、政界の事情通の話によると日本を支配し続けたいアメリカにとってかつての中曽根首相のように頭のいい人が首相であることは実は好ましくなく、少々頭が悪くていうことをよく聞く人が好ましいということも手伝っているのだそうだ。確かに自分に必死に媚びて、ちょっと脅せば高い戦闘機を大量に購入してくれる人が日本の首相であることが嬉しくないはずはないだろう。そういった意味では実は最近総理官邸でフリーアナウンサーとの結婚のインタビューをした自民党の若手議員はアメリカにとって首相になってもらえるとこの上なくありがたい存在なのだそうだ。そんな話を聞くうちに、かつて日本が保有する米国債の大量売却の可能性を示唆してその後突如「発覚」したスキャンダルで失脚した元首相のことを思い出した。日本でも「担ぐ神輿は軽い方がいい」などというが、あまり頭のよくない人がトップに立つのは企業の場合と同様に国の競争力を失わせるのではないかと思う。